2023.10.25(Wed) a flood of circle “HAPPY YAPPY BLOOD HUNT”(GUEST:ストレイテナー)

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我らがストレイテナーa flood of circleの対バンにて渋谷CLUB QUATTROへ。
渋谷CLUB QUATTROでのライブは個人的にかなり久しぶりな感じがしていつつも、確認したところまったくそんなことはなく昨年2022年8月のtacicaのツアーぶりでした。

意外とありそうでなかった対バンな気が。
今年9月に発売されたa flood of circleのシングル曲「ゴールド・ディガーズ」をホリエアツシ氏がプロデュースした縁で今回の対バンが実現したようです。
ド平日開催だからか一般発売開始直後はちょっとチケットに余裕があったっぽいですが、当日にはきっちりSOLD OUTしてました。

イントロのじゃーんじゃじゃーんじゃーんで「あっ好き」ってなりました

a flood of circleは周りに好きな友人がまあまあいるのでCDを貸してもらったことがあったり、足を運んだフェスによく出演していてチラ見したことはあったものの、なんだかんだときちんと聴けておらず、また観れたこともなかったのでようやく…!という感じでした。
基本的にライブに予習していくことってあんまりないのですが、さすがに「ゴールド・ディガーズ」は聴いて行ったのと、たまたまX(旧Twitter)で流れてきたUta-Netのコラムは事前に読んでいきました。

このUta-Netのコラムで譜割りについて触れられているのを読んでから曲を聴いたので、「ゴールド・ディガーズ」が作詞作曲は佐々木さんだけどどことなくホリエ節を感じることができたのかもしれません。

目次

ストレイテナー

先日の武道館公演から10日後の本日。まだ10日しか経っていないのかという気もするし、もう10日も経ったんだ…という気もします。

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渋谷CLUB QUATTROに私が足を運ぶのは先述した通りいうほど久しぶりでもなかったですが、渋谷CLUB QUATTROでストレイテナーを観ること自体はなんと10年ぶりでした。
テナー自体はちょくちょく対バン企画とかでやってくれてるんですけどね…!

ストレイテナー セットリスト

01.246
02.KILLER TUNE
03.SPEEDGUN
04.From Noon Till Dawn
05.宇宙の夜 二人の朝
06.SAD AND BEAUTIFUL WORLD
07.Lightning
08.群像劇
09.彩雲
10.Silver Lining
11.TRAVELING GARGOYLE
12.シーグラス
13.TRAIN

2曲目からいきなり武道館では演奏していなかった「KILLER TUNE」、からの「SPEEDGUN」!!いい意味で狂ってる!!
「SPEEDGUN」なんていつぶりでしょうか。この曲たまに突然こんな風にぶっ込まれるんですよね。
からの10日ぶりの「From Noon Till Dawn」

『今日、踊り殺される…!!』

ってなりました。
もうこの時点で完全にフラッド仕様のセトリに仕上げてきてるな、なんなら「TRAIN」やりそうだななんて思ってました(曲に集中しろ)

リンク埋め込みするためにアクセスして初めてMV見ました() この曲実はリズムキープ結構難しい曲だよねっていつも思ってます

アウトロがピアノで終わるのが切なくて好きです。「宇宙の夜 二人の朝」からの「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」で、序盤の激しい盛り上がりから実は少し「Lightning」「群像劇」へのしっとりした空気に綺麗につながるような流れを作ってるんですよね。

「Lightning」、フラッドの佐々木さんが衝撃を受けた曲だそうです。先述のUta-Netのコラムでは「TRAVELING GARGOYLE」の話をしていた印象が強かったので、「Lightning」もか!佐々木さんテナーの良さめっちゃわかってくれてるじゃん!と嬉しくなりました。(ただのファンのくせにちょっとマウント取ったような言い方になっちゃってスミマセン)
そんなエピソードがあったからか、かなり気持ち込めて歌っているように感じました。声に混じる感情がいつも以上に鮮やかな気がして。
武道館から10日後だけどメンバーみんないいよって快諾して今日元気にやってくれてありがとうございます…。

二度目のMCでは前日に亡くなってしまったBUCK-TICK櫻井敦司さんのお話。
声を震わせながら言葉を選んで、紡ぐように思いを話して、自分の声を作ってくれた人と話していたので、
本当に悲しいけどそれでもステージに今日立ってくれたんだな、と思いながら聞いていました。
考えてみればホリエさんも櫻井さんも字は違うかもしれないけど同じアツシさんなので、より親近感持って影響を受けていたんじゃないかな…なんて勝手に想像したり。

自分のことを作ってくれた人と言ったらそれこそ私にとってはホリエアツシと細美武士のツートップなんですけど、いなくなってしまった時のこととか本当に考えたくないしそんな知らせ聞いた日には日常の続行が不可能になって全部投げ出してしまうだろうし再起するのに1週間くらいはかかる自信しかないです

そんな風に色々考えさせられながらも『「ゴールド・ディガーズ」と同じ日に出た曲』と言って「Silver Lining」の演奏が始まってしまえば、いつの間にかまた笑顔になって生きる喜び、今こうして好きな人の好きな音を感じる幸せを実感するんですよね。
そこからラストスパートに突入して「TRAVELING GARGOYLE」「シーグラス」ときて、最後は「TRAIN」!やったー!見事に予想当たってめちゃくちゃ嬉しかった!!
テナーが始まった時はちょっと後ろの方で見てたんですが気づいたらフロントエリアに突っ込んでました。とても久しぶりに、そしてコロナ明けて初めてモッシュしました…楽しかった…疲れたけど…(笑)

そしてテナーはゲストなはずなんですがアウェイ感がない!!フラッドもテナーもみんなどちらもちゃんと好きなんだなと感じました。どの曲でもみんな手拍子も歓声もバッチリでハッピーな空間でした。

振り返ると2マンとはいえしっかり13曲もやってくれたし、武道館公演では演っていなかった曲も5曲ほどあったので非常に満足度の高いライブでした。

ちなみに武道館公演終演後の10月15日から22日までの間に、年明けからの「Silver Lining Tour」のテナモバ先行抽選受付が実施されていたのですが、9公演中6公演申し込んだところ6公演すべて当選していたのでテナーを観る予定自体はめっちゃ増えました。めっちゃ増えたんですけどこの対バンが終わってしまうと3ヶ月くらい観れないんですよね…つらすぎません…?毎週ライブやってください()

a flood of circle

転換の音出しの時点でドラムの音がバカデカくてクソビビりました。耳壊れずに帰れるのだろうか…と若干不安になったりしつつも始まってみればもうステージに釘付け。
ストレイテナーが非常に盛り上がっていたので、つい思い上がって『主役のフラッドのファンよりテナーのファンの方が多くなってたりしてないかな…』なんてチラッと思ったりしてたんですが、フラッドが始まってみれば一体感も歓声も一段上回ってて普通にフラッドの方が盛り上がってました。調子乗ってすみませんでした…

こんなかっこいい曲が定番曲っていいな〜

というかストレイテナーもa flood of circleもどっちも好きって方が多かったっぽいんですよね。
対バンライブのファン層としてはかなり理想的だったんじゃないかなと。

記事の冒頭で記した通り、曲についてはあまり詳しくないので細かい感想が書けないのが非常に悔しいところなのですが、(親の声より聞くシーグラスみたいな感じで、定番なのは「シーガル」とは聞いていたけど「シーガル」すらどういう曲なのかわからない状態で行ってました)改めて佐々木さんの歌声格好いい!すごい!と威力を目の当たりにしました。
カミソリみたいな切れ味もありつつ、少しマットな感じ。

「Blood Red Shoes」「世界は君のもの」「プシケ」あたりは曲名を聞いたことがあったので後からセットリストを見てあの時ことさらに盛り上がってたのはそういうことか!と納得しました。プシケってギリシャ語で「命」「心」「魂」とか「息」って意味なんですね。ワードチョイスかっこいいですね…。

「Dansing Zombiez」もタイトルだけ聞いたことあったんですがサビで思いっきり「ダンシングゾンビーズ!」って言ってたのでさすがにちゃんとわかりました。ゾンビじゃないけどみんなダンシングしてましたね…(語彙力がカス)

3年前の渋谷クアトロの映像だそうです。楽しそう。

またフラッドのライブ来る時までにしっかり覚えて次回はばっちりゾンビになりたいです。

終始熱気がすごくて、でもアーティストもフロアのファンもただ暴れたいだけ、踊りたいだけじゃなくて、本当に楽しくて身体が動いちゃう、踊らずにいられない!って感じなのが非常に居心地が良かったです。熱くていいね。

MCでテナーについてお話。
『AVを棚に戻すバイト中に聴こえてきたのに衝撃を受けて気になりすぎてサボった』『ストレイテナーが好きな俺が好き』という話をしていて、めっちゃテナー大好きじゃん…やっぱりバンドに好かれるバンドなんだよなストレイテナー…と聴きながらニヤニヤしてしまいました。
好きなものを好きな自分が好き、わかるよ。最高だよ。そして私の好きなものを好きって言ってくれるあなたたちのことも好きになってしまうよ(ちょろい)

あとは本当に声量がすごい!
Apple Watchを普段使用している人はご存知かもですが、ライブに行くとアコースティック編成とかでもなければ大体開演直後の演奏始まった時に『音量が大きすぎるのでこのままだと聴覚に影響があります』みたいな通知が来るんですよね。大抵は開演したときだけしか来ないんですが、後半何かの曲を始めるタイミングで佐々木さんがシャウトした瞬間にもう一度通知がきたので本当にデカいんだな…と再確認しました(しっかり身体もビクッ!!と反応しました)

アンコールではまさかのストレイテナーの「KILLER TUNE」を歌ってくれる一幕が!
a flood of KILLER TUNEは若干サビにゴッチみありましたね…(伝わる人には伝わる)

a flood of circle セットリスト

01.Blood Red Shoes
02.美しい悪夢
03.Dansing Zombiez
04.狂乱天国
05.Sweet Home Battle Field
06.くたばれマイダーリン
07.月面のプール
08.世界は君のもの
09.Boy
10.プシケ
11.シーガル
12.ゴールド・ディガーズ
13.月夜の道を俺は行く
14.HAPPY YAPPY BLOOD HUNT

アンコール
15.如何様師のバラード
16.KILLER TUNE(ストレイテナーカバー)

平日のど真ん中とか関係なくあまりにも楽しすぎたライブでした。

終演後はたまたま通り道にあったスペイン坂の一蘭が珍しく並んでいなかったので、スルッと入店してラーメン食べて帰宅。
ライブ後のラーメンってなんで特別に美味しいような気がするんですかね。

「音の洪水の環」

ライブの翌日に一緒に行った友人が好きな曲だから聴いて!と送ってきた曲。色彩が綺麗。そしてこのイントロからこのサビの展開は予想できない。
切れ味も相性も抜群のカバー。ギターの音に殴り殺されたい。

ラーメン食べながら「a flood of circleってどういう意味?」「知らない」という会話があったので、
気になって翌日調べてみたところ「flood」には「洪水」「水たまり」、あとは「殺到」「乱立」という意味があるらしいです。
バンドとして根拠のありそうな出典を見つけることができなかったので結局正式にどういう意味があるのかは不明なままですが、「(音の)洪水の環」って意味だったりしたらかっこいいなーなんて思ったりしたのでした。

また観る機会があるのを楽しみにしています。

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