ストレイテナーのSilver Lining Tour 2024 広島CLUB QUATTRO公演に行ってきました。
ライブ遠征の楽しさを知ってしまってから10年以上が経ちますが、広島に訪れるのは今回が初めて。
神奈川〜東京近辺に住んでいるとなんだかんだ名古屋・大阪・仙台のアクセスが良くてついつい足を運びがちなんですよね。。
いつか行きたいと思いつつなんとなく行くのにちょっとハードル高そうとか思っていたらコロナが流行ったりして遠出の機会が激減していたので、数年前から次に好きなバンドが広島でライブする時は絶対に行こうと決めていました。ツアー日程に広島が入っていた時は超嬉しかったです。
飛行機を使うような距離のライブ遠征をするのもなんだかんだかなり久しぶり。
ライブの感想についてはツアーが終わってからまた書ければいいと思いますが、「ライブ遠征での旅の過ごし方」も誰かの役に立てばいいな〜と思って金額や所要時間も時間もざっくり記録を残してみたので、参考になれば幸いです。
事前準備
航空券の手配
東京〜広島間は、新幹線の場合は約4時間、飛行機だと1時間半前後。
料金はどちらも早割や会員割引などを利用することで変動しますが、よほど直前の予約でもない限り片道19,000円程度が平均な気がします。
今回はANAの国内線タイムセールを利用して往復で2万円ちょいに抑えることができました。
…でしたが、帰りについては確保した後で帰らずに福岡まで行くことに決めてキャンセルしたので取り直し費用が発生してます。(詳しくは後述)
ホテルの手配
水曜どうでしょうでの名言通り、旅をするならまずはメシより宿です。どんな場所でも空きがあると思うなネットカフェ。
気づいていなかったけど今回の日程はただでさえ3連休なのに中国の春節、さらに広島ではエディオンピースウイング広島のこけら落とし試合開催とイベント丸かぶり!
普段は移動やライブでの疲れを癒すために大浴場付きのホテルを探すようにしているのですが、そうも言っていられないものの良さげなところに泊まりたい…ということで、36Hostelさんにお世話になりました。
外観がとても可愛い。夜からはカフェバーの営業もしているとのこと。
荷造り
とにかくキャリーをできるだけ引きずりたくないの精神なので、Colemanの33Lのザックにパッキング。
当日空港で測ったところ9kg分も荷物を詰め込んでいました。極力持ち歩かないようにしていましたが
それでも「めっちゃ重っ…」ってなったので無理しないでキャリーにするべきだったなぁと後悔しています。
(お土産も増えることを失念していました)
ちなみに少しでも荷物を減らしたくてタイツや靴下は現地で捨てられるようなものをチョイスしたりしてました。
それでもどうしても置いていけなかった仕事用のPCとかで結局重量が増していた感じです。
1日目
7:05-8:35 フライト
不測の事態に備えて6時前後に着くように向かったものの、前述の通り3連休の初日だからか羽田空港は大混雑で割とギリギリに保安検査通過となりました。
ちなみにANAでのフライトは2019年にACIDMANで福岡行った時以来だったのでANAバゲージは初利用だったのですが、めっちゃ楽ですね。便利。そんな感じでドタバタで搭乗し、あっという間に離陸、8:35にほぼ定刻で広島空港へ到着しました。
向かう機内で観光計画立てたりとか、本読んだりとか色々やりたいことがあったものの、離陸前にはもう眠りに落ちてて、着陸直前に猛烈な気持ち悪さで目が覚めました。
乗り物酔いあまりしない体質なので油断してたんですが、ほぼ飲まず食わずで飛行機に乗ると当たり前だけど気持ち悪くなりやすいので注意ですね…。
9:30-10:00 広島駅到着、路面電車で移動〜観光
預け入れ荷物をさっさと回収してリムジンバスで広島駅まで移動。
朝早すぎて(午前4時過ぎに自宅出発でした)化粧する気力もなかったので、まずは化粧室に直行して顔を作って気合いを入れます。
広島は路面電車の街!普段の生活にあまり馴染みがないというのもありますが情緒を感じるので好きなんですよね。
ホテルの場所の確認も兼ねて、電話で荷物預かりしてもらえることを確認して爆裂に重い荷物を一度置きに行っていよいよ観光スタートです。
ライブは16時開場/17時開演で、開演時間にさえ間に合えばいいやという感じでしたが、
ライブ前にもう一度宿に戻って着替えたりすることを考えると意外と時間がないという。
元々ゆったりプランでふわっと検討していたのがド定番の3箇所。
- 厳島神社
- 平和公園(原爆ドーム)
- 平和記念資料館
どういう順番で回るかは当日決めよう、という感じだったので、
気分に従って厳島神社に向かうことにしました。
11時くらいに宿を出発して観光開始。まずは宮島口へ。
広島駅で最初に路面電車に乗る時点で、バス乗り場で1日乗車乗船券を購入していました。
路面電車の1日乗車券と、宮島口〜宮島のフェリーの往復券が1枚になっています。
広島電鉄(路面電車)の運賃は市内線だと一律220円、
フェリーはJRと宮島松大汽船㈱の2つがありますがどちらも往復400円。
路面電車に3回乗る&宮島を往復する予定があれば元は取れる計算です。
宮島までは、路面電車だと広島駅からはだいぶのんびり1時間ちょい。JRだと30分くらいで行けるようなので、宮島方面に向かうに連れて路面電車内は乗客もまばらになっていった気がしました。
のどかな風景を眺めつつ、うとうとしつつあっという間に宮島口へ到着。
12:00-14:30 フェリー乗船〜宮島散策
この日は青空がとても綺麗で、2月にしてはよく晴れた非常にあったかい日だったので「建物の中に入れば暖房効いてるし、歩いてれば身体あったまってくるしまあ上着はいらないかな〜」と思って上着を宿に置いてきてしまっていたのですが、海風が寒い!!
上着なしでも極暖ヒートテックを着てカイロ貼ってたのですが、それでも首元の寒さを防ぐためにストールだけでもあったほうが良かったなと震えながら反省しました。(※そもそもストールは旅荷物に入れてなかったんですが、使える場面多いので入れておけばよかったです)
宮島はガッツリ全部回ろうとすると余裕で1日散策できますが今回は超ショートコース。
目的地を厳島神社とその奥の本願寺だけに絞りましたが、それでも露天歩いたり、御朱印をいただいたり、写真撮ったり(鳥居の前でばったり同じライブ目的で広島に来ていた友達と鉢合わせてキャッキャしたり)、おみくじを引いたり、千畳間を覗こうか悩んだりしてたら結局14時半くらいまで滞在していました。
そそくさと再度フェリーに乗り、路面電車に乗り換えて再度広島市内へ。
16:00-19:00 チェックイン、ライブ
宿のチェックインは16時、ちなみにライブの開場も16時。
どうしても余計な荷物を置いたり着替えたり荷物整理したりしたかったので一度ホテル戻ったのですが、
やはり一息つける場に入ってしまうと少し動きは緩やかになってしまいます。
宿から今回のライブ会場のクラブクアトロまでは歩くと20分くらいの距離があったので、
開演5分前くらいに会場到着しました。何もかもがギリギリ…笑
20:30-23:30 仲間内で打ち上げ飲み〜就寝
ライブ終わりで広島在住の友人チョイスのお店で打ち上げ。
食わず嫌いが多い人生を送ってきていますが、ライブ遠征先でご当地の美味しいものを食べて食わず嫌いを減らしていくということを何度か経験してきました。
今回もちょっとチャレンジしようかなという気持ちが起きたので、生ではなくバター醤油焼きでのトライとなりましたが初めて牡蠣を実食。とっても美味しかった!噂通りミルキーでした。
食べ物の写真は撮り忘れました。笑
解散してホテルに戻ってからも興奮が冷めず、むしろ一人になったことで余韻がぶり返して、
時間差でライブの感想をXに呟いたりしてたらなんだかんだ1時半くらいになっていました。
他の宿泊客の足音が聞こえてきたりしつつもあまり気にせず、気づいた時には眠りに落ちていた感じです。
2日目
広島着いてからは見知らぬ土地にテンションが上がったり移動中にうとうとしたり、ライブで興奮したりしていたのであまりしんどさなどは感じていなかったものの、4時過ぎ出発は多少体に響いていたようで一度ベッドで眠ってしまえばさすがに疲れが出ていたようでした。ギリギリまで寝て起床、支度をしてチェックアウトギリギリの10時に宿を出発して2日目は行動を開始。
10:00 平和公園散策(原爆ドーム見学)
昔から8月6日にNHKの記念式典の中継で見ていた景色をついに自分の目で見ることができました。
宿が公園まで近かったので、橋を渡って10分くらい歩いて、ピースウイング広島を確認しながら公演を散策。
長崎の平和公園や浦上天主堂は行ったことがあったものの、広島はなかなか来れなくて自分の中でずっと気がかりになっていたので、じっくりとあちこちにある遺構の解説文を読みながら歩きました。
原爆が投下されてから80年近い月日が流れているけれど、時間が流れながらも今に繋がっている、ということを静かに噛み締めていました。
水を求めて亡くなった人々のために平和記念式典では献花や黙祷よりも先にまず「献水」がされると聞いたことがあったのですが、話に聞いた通り水も絶えず供えられていました。水以外の供物も定期的に変えられている=原爆の日の前後だけではなく今なお悼み続けている人がいる、という事実を目の当たりにして、それだけで自分で足を運んだ意味があったと思っています。
11:00 平和記念資料館見学〜昼食
入り口の外まで伸びる長蛇の列に若干狼狽えましたが、思いの外すんなりと入場することができました。入館料は大人は200円。Suicaをはじめとしたキャッシュレス決済での支払いも可能です。
混んでたのもあるけど、じっくりしっかり見ていたらあっという間に2時間以上の滞在に。外に出る頃には13時をすぎていました。
展示の中心部に進むにつれてざわめきが少なく、グループで見学している人も会話が減っていた気がします。
資料館の渡り廊下の部分から見下ろす公園の風景がやけに穏やかに見えて、実際に体験しなくとも資料を見ることで追体験していたという感覚を実感しました。
原爆投下の瞬間のCGが展示の中にあるんですけど、実際に原爆ドームを見た後で爆発が広がっていくその映像を見るとイメージが段違いなんですよね。
平和記念資料館を出た後は友人と合流して適当な中華で昼食。
リサーチもっとしておけば良かった…お好み焼きは食べ損ねました。
14:00 お土産選び、JR山陽本線に乗って次の目的地へ
広島滞在は元々1泊2日の予定でしたが、1週間前の仙台公演終演後に「広島からそのまま福岡に移動する」ということを決めたので、次の目的地に向かう前に駅でお土産選びへ。
もみじまんじゅうも京都の八ツ橋のように多くの老舗メーカーがありますが、
昔広島出身の人に美味しいと聞いたことがあったので藤い屋にてもみじまんじゅうを購入。
おみやげ以外にも移動中のおやつとしてもみじもちと、淡雪花というお菓子も買ってみました。
淡雪花が面白いお菓子で、エンゼルパイみたいな食感のマシュマロみたいな生地にレモンのようなさっぱりしたゼリーが挟まってるんですよね。私は美味しいと思いました。パッケージもおしゃれ。次に広島に来る時はがっつり買い込もうと決意しました。
もみじもちに関してはもみじまんじゅうより好きかもしれないです。
広島→福岡(博多)間の移動、バスの方が早いし安いのですが好きを優先して今回は電車で移動しました。
そして旅は福岡編へ続くのでした…
振り返り
反省点
事前リサーチが足りなかった
仕事が激烈に忙しい時期だったのもあって時間があまりなかったのですが、もうちょっと調べていけば良かったなぁと後悔しました。
スマホでなんでも調べられる時代ですが、観光名所はググるとキリがないので観光ガイドブックに頼るのが結局は行きたいところを探しやすいのかもなと思いました。マニマニとかことりっぷは女子向けのガイドも豊富だし図書館でも割と新しい版が揃っていたりするのでもっと活用したいと思います。
キャリーにすべきだった
冬の2泊かつホステル泊は着替えもアメニティもないので荷物が嵩張る…!
今回、お気に入りだけど穴の開きかけた靴下とか着用頻度下がりそうな衣類をチョイスして現地で捨ててきたりもしたのですがそれでも多かったです。
また無理にリュックにしたせいで元々ひどい反り腰持ちなのですが、さらに悪化してしまった感がひどかったです。
帰ってきてからしばらく前にかがむのに激痛でした。
旅行後は疲れるのは当然ですが、気分転換や癒しを求めている面もあるのに消耗してしまっては残念すぎるので「無理はしない」を改めて念頭に置こうと思います。
良かったところ
早朝便での現地入り
何も考えずにセール価格重視で早い便の航空券を購入したのですが、結果的に今回行きたいところにほぼ行くことができました。
多分もうちょい遅い便だったら全部は回れなかったかもしれないし、下手したらライブの開演間に合わなかった可能性もあるので…前日にしっかり準備して睡眠をとって備えていく必要はありますが現地を満喫するには早朝便がベストかなという気がします。(あくまで個人の感想ですが)
次に行きたいところややりたいことや買いたいもの
- 呉とか港の方にも行きたい
- お好み焼き屋でご飯
- 生牡蠣挑戦
- 因島のはっさくゼリー パッケージの顔がツボ
- はっさくだいふくも美味しいらしいから気になる
- 淡雪花買い込む
- 熊野筆買う
食べ物やおみやげ系が多いですが、サッカーも好きなのでピースウイングにも行ってみたいな〜と。
広島本当に楽しかったです!
またそう遠くないうちに足を運べたらと思います。