“それでも僕らは言葉から逃げられないだろう” – 2024.08.24(Sat) ASIAN KUNG-FU GENERATION ファン感謝祭2024 at 横浜BUNTAI

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真の思春期ど真ん中で一番好きだった音楽は?と聞かれたら、あの頃はASIAN KUNG- FU GENERATIONが間違いなく一番だった。
ストレイテナーに、ACIDMANに、the HIATUSに、ELLEGARDENに出会う前から聞いていた、ロックバンドとして初めて意識したアーティスト。というか、アジカンに出会わなければ何も始まらなかった。
「ひとつのツアーで何公演も足を運びまくる」という行動をしたのもアジカンが最初だった。後にも先にもチケットがないのに高校生の分際で神奈川から水戸まで行って音漏れ参戦なんてことをするのはアジカンでの一回だけな気がする。というかそうであってほしい。

そんな感じで学生の頃はアジカン大好きロック少女だったくせに成人してからは少しライブへの足が遠ざかってしまい、ここ数年はめっきり見る機会が減っていたのだけれど、今回は友人にチケットを譲ってもらって参加することができました。
ファン感謝祭ということで楽曲投票を実施しており、中間発表の時点でそれこそ一番ライブに行っていた頃の曲が多くランクインしていたこともあってだいぶ期待度が高かったです。

また、今回の会場である横浜市は関内にある横浜BUNTAIは2024年4月開業というまだオープンして間もない場所。当然行くのも初めて。キャパは5,000人くらいとのこと。
事前リサーチをあまりせずに行ったのだけれど、コンパクトにした横浜アリーナのような印象を受けた。
ここで11月にはBRAHMANのライブがあるらしいのだけれどだいぶ面白いことになりそうな予感。

入場時かなりごった返してたので少し押すかなと思ったけれど、定刻通り18:00にスタート。

セットリスト

01.遥か彼方
02.羅針盤
03.夏の日、残像
04.ワールドアパート
05.路地裏のうさぎ
06.バタフライ
07.センスレス
08.橙
09.君という花
–Gotch Acoustic–
10.ソラニン(ゴッチアコギ oasisアレンジ)
11.マーチングバンド
—COSMO STUDIO—
12.ウェザーリポート
13.冷蔵庫のろくでもないジョーク
—with Achico(Ropes)/George(Mop Of Head) —
14.ブルートレイン
15.ムスタング
16.無限グライダー
17.或る街の群青
18.十二進法の夕景
19.未だ見ぬ明日に
20.迷子犬と雨のビート
21.Re:Re:
22.リライト
23.転がる岩、君に朝が降る
–en–
24.幕開け(新曲)
25.夜のコール
26.海岸通り

時が経ってもこんなにブチ上がれる

1曲目から遥か彼方!アンコールやライブの終盤に披露されるイメージが強いから、やってくれるとは思ってたけどまさか1曲目からとは思わなかった。すごい周年ぽい。そしてその流れで崩壊アンプリファーから続けて羅針盤!まさかの初期曲2連発にいきなりボルテージはフルマックスに。

映像がガビガビすぎてもはや何も分からないけど1000万回再生されてるのすごい

なんというか、私の中でのアジカンというかゴッチはやっぱり少し捻くれ者だし、(ファンを大事にしていないわけではもちろんないけど)ファンに「媚びる」ということはないし、あくまでもバンドの旬はいつでも“今”だから、過去も大事だけど「今」をまずは見てほしい、っていう気持ちが強いと思っていたから、こんなふうに周年のライブで最初にメジャーデビュー曲を持ってくるような王道なこと、わかりやすくファンが大喜びするようなことをしてくれるとは思わなかったからかなり意外。

遥か彼方はNARUTOの主題歌でタイアップついてて、私の初めてのアジカンもこれがきっかけ。というか多分私と同年代の人の8割くらいは同じ入口だと思う。
アニメに合ってたのもあるけど、ズドンと目と耳と心臓に入り込んできた音だった。

“心をそっと 開いてギュッと 引き寄せたら
届くよきっと 伝うよもっと さあ”

(遥か彼方)

ここのア〜〜〜!!からのサビへの勢いとか一気に引き寄せられた。

アニメの主題歌でバンドものだと名探偵コナンのOPに起用されたB’zのギリギリChopとかでちょっとシャウト気味なフレーズを聞く機会はあったけど、泥臭く叫ぶような曲ってアジカンに出会うまでは私の人生にはなかったんですよね。
遥か彼方はCMとかでもとにかくめちゃくちゃ流れてたので、流石にバンド名とセットで覚えた記憶。

個人の主観が多分に含まれていることは重々承知なのだけれど、正直言ってアジカンは歌がものすごく上手い、演奏テクニックが神がかってるとかではないと思うけど、めちゃくちゃ王道なジャパニーズロックバンドだと思う。
00年代の邦ロックバンドの代表は、ってなったらどんな人に聞いても多分アジカンは挙がるんじゃないでしょーか。
同じ世代にはELLEGARDENBUMP OF CHICKENRADWIMPSもいるし、2024年の今となっては彼らの方がメディアにもバンバン出てるし、ドーム公演やったり規模の大きなワールドツアーをずっと続けて開催したりと活躍しているけど、当時のシーンをリアルタイムで牽引していったヒーローはきっとアジカンだったんじゃないかと思わずにはいられないのです。

まあ世間的にはどうであれ、私にとっては音楽やバンドに関心持たせてくれたきっかけってやっぱりアジカンだし、うまくなくても泥臭くてもいい、誰かの心に届くかが大事ってことを本能的に教えてくれたのが彼らなのだと思うのです。
多くの誰かと分かり合えなくてもいい、たった一人でも、求めてくれる人の心に届くのならば。そういうことなんですよね。

MCでどうもありがとう、早速ファン投票で1位の曲を、と続けて「夏の日、残像」。
中間発表の時点で一位だったこの曲はそのままトップを駆け抜けた模様。
曲自体が良い、ってのが選ばれた一番の理由であるのはもちろんだけれど、8月も終わりの今の時期にこの曲が1位になって、ファン投票で選ばれる、というのが流石だし、嬉しかったです。

ワールドアパートはライブでやらないとずっと言われていた曲。ライブでなかなかやらない曲というのは何度か耳にしていて知ってはいたけどそういやなんでなんだ?と改めて気になって調べてみたんだけど、

「声が出なくて歌いづらい」
「ファンクラブの制作の時にシングルめいた曲がないってレーベルに言われて嫌で嫌で泣きながら作った」
「ゴッチが好きじゃないって公言してる」

のやりたくない理由三拍子がオンパレードで揃ってるんですね。声が出ないは言われてみればそりゃまあ確かに。

どんだけ嫌だったん

“僕の両手にはこれだけだろう
君の両手にはそれだけだろう
心の中に浮かぶイメージで
瞼の奥に 革命を”

(ワールドアパート)

ここの建ちゃんのハモリもゴッチの叫びからサビに雪崩れ込む流れも昔から大好きです。本人がどれだけやりたくないと言おうと聴けて良かったありがとう。無理はしないでほしいけどもっとやってほしい。

ここから怒涛のファンクラブゾーンに突入して、路地裏のうさぎ、バタフライ、センスレスと立て続けに披露。まだ序盤なのに最初からクライマックスすぎない?

バタフライなんて初めてのライブから15年以上の時を経て初めて聴いたのでもちろん嬉しかったんだけれど、この周年ライブでセンスレスを聴けたのが個人的に嬉しすぎた。何回か聴いたことあるけどCDだけ聞いていた頃から今に至るまでこの曲ずっとずっと大好きなんですよ。曲の展開がバリエーションに富んでてどこがセンスレスやねん、センスの塊にもほどがあるだろってずっと思ってます。

“それでも 想いを 繋いでよ”

(センスレス)

センスレスはもちろん、未来の破片ループ&ループとか、特に初期の頃の曲によく出てくる「繋ぐ」っていう歌詞がこの曲では特に重要な位置にあって、ラストの大サビに入る前にそれまでの終盤に盛り上げていく空気から一点、最後の最後に静かな起爆剤のように、語りかけるような歌い方をしていて。それがもうたまらないんですよね。

“世界中を悲しみが覆って
君に手招きしたって
僕はずっと 想いをそっと ここで歌うから
君は消さないでいてよ
闇に灯を 闇に灯を 心の奥の 闇に灯を”

(センスレス)

続けて「橙」
当たり前だけど、センスレスも橙も私だけに向けた歌じゃないです。だけどアジカンが歌う歌詞は、歌声は、音は、この曲を一番聞いていた頃の15歳から18歳にかけての私にとっては本当に闇を切り裂くような叫びでした。
うだつの上がらない日々の中で何か小さな光を求めていて、でもあの頃は求めていた自覚すらなくて。

涙が落ちて 海に注いで いつしか空まで戻るような
何一つ 残らなくたって 君が笑えば それで
雨が上がって 頬が乾いて その痕に虹が架かるような
そんな時を想って
どうか君よ 笑って

(橙)

何にも楽しくない、過去にもいい思い出ない、未来にも大した希望はない、そんな日々だったけど、
世の中や他の関係の人からの意見がどうあろうとも「僕」から「君へ」、歌ってくれているのがあの頃は意識していなかったけれど救いになっていた気がする。
そうやって生きて生きて、いつの間にか時が経って、今こうして当時を振り返りながら聴いていたら何故だか泣けてしまってしょうがなかった。

君という花でらっせーらっせーして、もうこれで完全にライブの終盤気分ではあ…満足…というところで第一ブロックは実際一区切りだったっぽくて、ゴッチの弾き語りタイムへ。

ゴッチ弾き語り ソラニン 〜マーチングバンド

ステージが土手の上の風景みたいな感じで、人が行き交う中で歌ってるようなシチュエーションが演出されていたのがとても良かった。

10年前の10周年記念ライブの時はソラニンがファン投票一位で、演奏した場にもいたんだけど、あの時のなんとも言えない雰囲気はファンもメンバーも若干重苦しい思い出になってるよなぁ…としみじみ。

私の自室にはもう何年もソラニンのポスターが飾ってあります

同じように思ってる人多いと思うんだけど、みんな決してソラニン嫌いではないと思うのです。
1位なのが不服だっただけで。
ベスト盤に収録する曲をファンが決める投票とかだったら映画のタイアップついてるしわかるんだけど「ファン感謝祭」で「リクエストファン投票」で1位なのが、って感じだったんですよね。当時かなりの頻度でライブでやってたし、わざわざリクエストしなくても聴けたんじゃないかって。あとはこの曲、作曲こそアジカンだけど作詞は映画の原作コミックの作者である浅野いにおさん作詞なわけで。いにおさんの歌詞が良くないとかではなく、ゴッチの詞があってこそのアジカンなところあるのに、ゴッチの詞に救われてきたのに、そういう人がたくさんいるはずなのにゴッチの詞ではない曲がファンによる投票で1位になったのが、今思い返しても少し残酷に思えてならない。

とはいえ今は2024年。ソラニンどころかアジカンすら久しぶりだったのだけれど、曲が身体に馴染んでいてすごく懐かしくなったし、手のひら返しもいいところなのかもしれないけれどやっぱいい曲だなとしみじみ思ったのでした。弾き語りで聞ける機会もそうそうないしね。そして我が儘なのでバンドバージョンでも聴きて〜ってなりましたとさ。
ゴッチ本人も前回のファン投票のことに触れてたけど時が経ったからこそのことだなと思ったり。

引き続き弾き語りゾーンでマーチングバンド。あまり話題に上がらないけれどこの曲も好き。
進研ゼミかなんかのCMでタイアップついてたんだけど、未来へ一歩ずつ走って向かっていく感じがとても合ってて。

途中歌詞忘れて歌われないところもあったけど聞けて嬉しかった。
すみません歌詞忘れましたってそのまんま客席に向かって詫びてて、そんなゴッチに向けて穏やかな笑いが起きててみんな優しいな、優しくなったなってなった。そんなピリピリしてると思ったことないけど、昔よりも空間全体が穏やかになった気がする。

COSMO STUDIO

ゴッチが一度ステージから捌けたと思ったら建ちゃんと山さんの2人が登場。
コスモスタジオやります!って言い出して、アジカン浦島太郎と化してた私はここ最近LOSTAGEやTHE NOVEMBERSがタイのCDショップで演奏するCOSMOS Sessionという企画?に出ていて、アジカンその走りだったりするのか…?と思ってたら全然関係なかったですね。
とにかくコロナ禍くらいにCOSMO STUDIOという企画をやってたので、せっかくなので今回再結成しようとなったとのことで、ウェザーリポート冷蔵庫のろくでもないジョークの2曲を披露。

実はシングルのタイアップやランドマーク以降の曲はあまり追えてないのが正直なところなので、この2曲に関しても細かいことが書けないのが心苦しい。冷蔵庫のろくでもないジョークは私は気づかなかったんだけど、冷蔵庫のくだらないジョークに言い間違えられてたみたいで後からゴッチに突っ込まれてた笑
それにしても建ちゃんほんとに声高い。

with Achico /George

ここからはメンバー4人に加えてこれまでもサポートで参加してきたメンバーを加えた編成で第二部的なゾーンへ突入。いきなりサポートを入れることでパワーアップすることが約束されているブルートレイン

ライブでの曲が始まるまでのセッションがとにかく鬼かっこいい。一番聴く機会があったのはマジックディスクの時だったのでサポートにフジファブリックの金澤ダイスケ(ダイちゃん)の時だったけれど、ジョージバージョンもとても良い。踏切の点滅や、一瞬の静寂から夜行列車が出発していく情景が浮かぶ。

ここからの流れはムスタング、無限グライダー、或る街の群青と割とライブで聴いたことある曲多かったけど、自分が一番アジカンのライブに行ってた頃によくやってくれてた曲のオンパレードで嬉しかったな。そう、今回のセットリスト本当に2014年以前にリリースされた曲で大半が構成されていたんですよ。

無限グライダーはどうしても10年前のファン感謝祭の時に我らがストレイテナーのホリエアツシが参加したバージョン(通称:ホリエグライダー)が頭をよぎるけど、当たり前にゴッチが歌うからこその良さがある。夏の日、残像といい、アジカンの残暑に合う曲は素晴らしい。

或る街とかこんなすげー曲なんでしばらく聞かずに忘れられてたんだろうと。イントロから夜明けの蒼さと静けさ、仄暗さが漂ってて、そのメランコリックな空気感の街中を駆けるように飛び回っていく、そんな景色が浮かんでくるのがたまらない。

十二進法の夕景は2006年のNANO-MUGENコンピの曲で、ワールドアパート並みに昔からライブでなかなかやらないけど聴きたい曲で上がってた印象の強い曲なので、待ち望んでて心の中で大歓喜だった人も多かったのでは。未だ見ぬ明日にも大好き。未だ見ぬ明日にはアルバム全曲通してベースに静謐な空気があるような気がして、脈打つ生命(投票トップ10に入ってたのになんでやらなかったの???)やサイエンスフィクション、融雪みたいに一見アッパーな曲にも基本の温度は低い気がするし(多分アルバムのジャケットが白基調なのもある)、脈打つ生命、つまり鼓動の後に深呼吸をして、未だ見ぬ明日を願う流れになるあたり、日々を生きるっていうことに比重を置いている気がする。

現在 此処に在る僕らを
そうだ 未だ見ぬ明日を
どんな悲しい最期が待ち受けていようとも
それを「希望」と呼ぼう

(未だ見ぬ明日に)

このあとはラストスパートに突入して迷子犬の雨のビート、Re:Re:、リライトとキラーチューン連発!
未だ見ぬ明日にでちょっとセンチメンタルな気分になってたけど、迷子犬のホーンの明るさにテンションが盛り返す。スタンダードにハッピーな曲でついつい笑顔が溢れてしまう。
転がる岩、君に朝が降るで本編終了。

開演前の背景の映像が君という花のMVのロケ地の京急富岡の団地で、終わる時にもう一度京急富岡の団地に戻る演出が良かった。

誰かと繋がりたくて、言葉を綴る

アンコールは新曲の幕開けを披露。昔の曲だけをやって終わらないの、当たり前っちゃ当たり前だけど、新しい曲を生み出し続けるって本当にすごいこと。

そして今日はもう聴けないかな…と諦めていたその時、ゴッチの口から投票してれてありがとう、と言って演奏してくれたのが「夜のコール」!本当に嬉しくて崩れ落ちそうになった。私がアジカンのライブを初めて見たのが2009年のNANO-MUGEN FES.で、その時の1曲目が夜のコールだったからとても思い出のある曲だったんです。

言葉にすれば遠く いつからか臆病になった
思うだけではきっと 僕ら何処へも行けないよ

全ての想いを言葉にするのは無理でしょう
それでも僕らは言葉から逃げられないだろう

(夜のコール)

私は文章を読んだり書いたり、誰かと話すことも好きだけれど、得意ではないが故に色んな人とコミュニケーションがうまくいかなくて苦しい思いを重ねてきたこともあって、この曲の歌詞は本当にブッ刺さってことあるごとに頭に浮かぶ曲なんですよね。誰かと繋がりたいけどうまくいかない、それでも進まなければというもどかしさが全部詰まってる。

アジカンの歌があったから私は言葉を尽くして尽くして、何年経っても誰にも届いていないかもしれないけど、それでも言葉を紡ぐのを辞められない、辞めたくないと思えるようになったのです。この曲はそう言う私の気持ちを代弁してくれているような歌詞で、最後の最後にご褒美もらえた感じで本当に嬉しかった。本当にありがとう。

ラストは海岸通りでシメ。横浜で聞く海岸通りは格別ですね。
神奈川県民のくせに横浜のことは大して好きじゃないけど横浜が産んだアジカンは好きだし、アジカンが住んだことによって生まれた横浜のこの曲は好き。海岸通りを初めて聞いたのは確か今は亡き横浜BLITZ。その思い出があってよかったな…

唯一無二になりたかった

アジカンを真剣に聴き始めた15歳くらいの頃は、未来に対してなんの希望もなくて、インターネットにしか居場所や自分の思いを吐露できる場所がないような状況でした。
そんな中でふとしたきっかけで彼らの音楽に出会って、聞き流してた音や歌詞が胸に残るようになって。アジカンがいなかったらバンドに興味持つこともなかったし、学校に行けない間にM-ONを見て好きと思える音楽の幅が広がることもなくて人生どん詰まりだったと思います。次の日から頑張ろうとか思えたわけでもないけど、本当に励まされました。何か希望がある、そんな日が来ることもあるのかもしれないなって他人事みたいだけど思うことができました。

そして15年以上の時が経って、今も私はここに生きて、彼らの音楽を聴いています。

ライブに行くってなると古い曲ばっかり聴きたがって申し訳ないなと思う気持ちもあるけど、
思い出が詰まってるのはどうしようもないし、好きなことには変わりはないし、全部を追わなければいけないわけではないと思いたいです。本当は曲ができてすぐのタイミングで高い熱量を持てた方がライブでたくさん聞ける機会もあるし楽しめるのかもしれないけれど、時が経つからこそわかるものもあると信じています。もちろん、それでは遅すぎる時もあるけれど。

何気なく触れていたものが人生を作ってくれることがある、と言うのを特にここ数年で強く感じています。
趣味もだけど仕事もそう。インターネットしか居場所がなかったけど、それが仕事になっているし、
それこそNARUTOのオープニングでアジカンを初めて聴いた時はまさか30超えてこんな好きなバンドになってライブに行ってるなんて思いもしませんでした。

私の人生にASIAN KUNG-FU GENERATIONがいてくれて良かったと、
思い出すことができた、そんな1日でした。

今回やらなかった君繋ファイブエムの曲もやるかもしれないし…という発言がしれっとこぼれ落ちたのでファン感謝サーキットのツアーもなんとか行きたいです。
チケット頑張って取らないと…な…

読んでくれてありがとうございました。

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