MENU

【ライブ会場紹介】味園ユニバースの話

  • URLをコピーしました!

本日のピックアップは大阪府にある「味園ユニバース」。

名前:味園ユニバース(みそのゆにばーす)
アクセス:地下鉄/近鉄/阪神/南海「なんば駅」徒歩3分・または地下鉄/近鉄「日本橋駅」徒歩すぐ
営業期間:1956年〜(※「味園ビル」のwikipediaより)
キャパシティ:800〜1,000人(オールスタンディング興行時)
荷物預かり:会場内外共にロッカーなし。クロークは公演により実施の場合あり(周辺各駅にロッカーあり)
個人的好き度:★★★★★(好みドストライク)

※2020年7月時点での情報となります
※最新の正確な情報は会場公式サイトにてご確認ください。

2カ所目にしていきなり東京から大阪へジャンプ。
さらに「ライブハウスに帰りたい」で始まったはずのこのシリーズ、2回目にして既にライブハウスではなくなるという。
(味園ユニバースは公式サイトでは「レンタルホール」、google検索では「ナイトクラブ」「元キャバレー」などの情報で情報が記載されています)

素敵な音楽を鳴らす場を提供してくれる会場ということには変わりないのと、「好きなものを好きなように」をモットーとしているので細かいことは気にしない方向でいきます。

2015年に公開された映画の舞台・タイトルにもなっているため、名前だけならそちらで聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。
なんといっても最大の特徴は内装の華やかさ

写真については、2019年4月に現地に訪れた際の開演前・演奏時間外に撮影したものです

ここに載せた画像だけでは全く足りないのでぜひ会場ホームページのGALLERYの画像を見て欲しいです。
というか、ここからは見ながら読んでいただいている前提で話を進めていきます。

頭上に惑星が浮かんでいる。しかも光る…さらに回る…(確か…)。まさに名前通りの宇宙(ユニバース)。この惑星以外にも照明(というか客席用のライト)が下がっているのだけれど、それもまた丸っこい形がレトロで可愛い。天井も木組みの格子状になっていて、所々にハニカム型のアクセントが配置されています。
またフロア後方にはイルミネーションで装飾された大きな樹のオブジェがあります。
極め付けはステージのネオン管の照明がすごい。大阪半端ないって。下手なパチンコ屋のネオン看板よりも派手なこの色使い。ライブが始まって点灯した途端、あまりの眩しさに度肝を抜かれたのは記憶に新しいです。
この雰囲気にお金を払う価値が十二分にあります。

建て直したのか、そのまま使っているのかは残念ながらwikipediaにも記載がなく、会場ホームページのHISTORYページも工事中のようで詳細を確認することができなかったので不明なのですが、さすがキャバレーというか、さすがナイトクラブというか。全国広しといえど、こんな設備でライブを観れる会場なんて多分ここ以外はないのではないんじゃないでしょうか。少なくとも「ライブハウス」特化の施設では無理な気がします。知識が乏しく根拠はないですが。

比較的どこからでも観やすいんですが、背が低めの人はステージ前のエリアが気持ち1段分高くなっているのでそこで観たほうがいいかなというのが当事者の感想です。(書いている人は身長147cmのため段差の上で見るのがいい感じでした)
ドリンクカウンターはフロア後方にあります。

私がこの会場を知ったのは、前述した映画「味園ユニバース」がパッケージ化されて、当時働いていたCDショップに入荷したのと同じくらいのタイミングでライブ情報を見かけたからだった、気がします。そこで「あ、味園ユニバースってライブハウス?なのか」と知ったのです。全く聞いたことのない会場名だったので、何の気なしにググってみたところ、この内装の画像が飛び込んできて「絶対にいつか行ってみたい!」とすぐに魅了されてしまったんですよね。

念願のユニバースでのライブに訪れることができたのは2019年4月6日、大阪はグリーンズ、愛知はジェイルハウスのコンサートプロモーターが主催の名阪企画イベント。ストレイテナーthe band apartの対バン「G.J.R.C TOUR 01」でした。

以前からファン層も近く、同じフェスに出演したり、バンアパのトリビュートにテナーが「Can’t Remember」で参加することが決まっていたりと縁のある二組。念願の会場で観る事ができるとわかった瞬間、反射で最速先行でチケットを取っていました。

当日はゲストアクトでHalo at 四畳半も出演していまして、後輩バンドとして二組へのリスペクトと、負けない!という気持のこもった演奏をしているのが客席にもしっかりと伝わってきました。この時点で十分に良いライブだったのだけれど、やはりお待ちかねのアクトはどう冷静に見ようとしても無理なくらい格別でした。

テナーとバンアパの対バンを私が観るのは、2013年のイベント「KESEN ROCK TOKYO」以来なんと6年ぶり!
それぞれのアクトが良かったのはもちろんのこと、長年の付き合いの盟友同士、MCでお互いの話題に触れたり、オーディエンスの皆が待ち望んでいた互いの楽曲のカバー(テナーは先述の「Can’t Remember」バンアパは「TRAVELING GARGOYLE」をカバー)の披露もあり、最後の最後にバンアパのGt.川崎さんが「ありがとうございました」の一言だけとはいえまさかの喋るという大事件(ライブで喋ることはほぼない)もありと、すべてに大満足の公演でした。
川崎さんが喋った瞬間ときめきすぎて呼吸が止まって卒倒するかと思いました。今思い出してもときめいてしまう。

関東住みの私はどうしても行く機会が限られてしまうのであまり足を運ぶことができないのですが、お近くにお住まいの方は気になる公演があれば是非足を運んでいただければ、と思います。もちろんちょっと遠くても是非。
周辺に飲食店も多くあるのでライブ後の打ち上げもしやすいです。

ちなみに個人的には、宇宙の照明といえば絶対にこれだろう!ということで、是非この会場でACIDMANのライブが観たいです。可能であればワンマンでお願いします。

  • URLをコピーしました!
目次